由布岳(2017.12.13)

   

 5ヶ月ぶりの由布岳あさがけ。
 先週、足慣らしにと思い近場の宇佐7山を半周程度するも、足慣らしどころか大腿四頭筋の筋肉痛がひどく、週末の回復の見込みも甘く、筋肉痛が残る足で由布岳に登れるか、という変な状況になってしまいました。

 この時期の由布岳の朝駆けだと陽の出時刻が5:45頃、ということは5時に山頂に着きたい、と逆算し登山口を3:15に出発しましたが、そもそもこの足の状態で登れるんか? なんて考えながら足の調子を確かめながら出発。
 荷物は少し軽量化したくらいで、三脚は積んでるのでそれなりの重さです(^_^;)

 陽の出も気になるけど月の入りも。この日の月の入りは4:56だったような。
 山頂に着く頃は厳しいかもと思いつつ、マタエを通過した頃は輪郭も明瞭でしたが、次第に闇夜の霞の中にぼんやりと埋もれていきました。

 山頂に5時頃到着すると東の空の水平線のうえがうっすら赤みが差し始め、金星(たぶん)が明るく輝き、その下には大分市街地の街灯りがキラキラと、いつもの光景です。

 2時過ぎに家を出てラジヲを付けると「ロザーナ、ろざーな~♪」 お~、懐かしい 誰が歌ってたっけ?
 と曲が終わり、アナウンサーが「TOTOのロザーナでした」 そやそや!
 その後も topgunの主題曲、サタデーナイトフィーバー、フィジカル等々懐かしい曲のオンパレードでした。

 昔の曲が頭の中でクルクル回りながら、出来るだけ止まらないようにヒーハー言いながら、想定より足は動き、思ったより早く山頂に到着。ただし、雲海や雲がある訳でも無く景色は霞んでふつーの陽の出でした。
 お鉢をしようか、とも考えたけど筋肉痛の足をこれ以上痛めるのはどうか、と思いピストンに。
 下る時の方が衝撃が大きいので筋肉痛には響くのであります。

 とはいえ下りなので快調に歩いていると飯盛山に向かう道の入り口付近に鹿のご遺体。登るときは暗闇で気が付かなかったけど、大きさは成獣ではなくバンビより大きいくらいで、最近亡くなられたようす。
 そのうち森の中の動物の食料になり、最後は骨だけになるんやろ~なぁ、と。

 合野越えを過ぎたころ前方からスコップを手にした二人。挨拶するやいなや、
 「鹿の遺骸をみませんでした?」腕章を着用した紳士的な男性。
 「見ましたよ~」
 「どの位の大きさでした?」  「この位かな~(ちと大きすぎ?)」と手を広げると
 「そら、大きいな。どこら辺?樹林帯より上?」 「飯盛山の入り口付近です」
 「思ったより上やな」

 するとも一人の男性、高齢だけどピアスしてるので昔はやんちゃそう(今でも十分そうだけど)
 「営林署から昨日電話があってさ~、出来るだけ早く処理してほしいというから今日きたんやけど営林署は土日は休みやから来れん、と。 でもクレームの電話があるから早めに処理してほしい」
 「そら、あんまりやな」
 「そやろ! とにかく人目に付かない場所に移動してほしい、だと。 ギャラは出るというから来たんや」
 「鹿の遺体とか他の動物のエサになるから放置してとけば良いのに」というと
 やんちゃなじいちゃんは話しが止まらず、もう一人の方が苦笑いしながら登り始めたので、
 「お疲れ様です!」 といって下山を再開しました。

 無事下山終了。天気予報のせいか有料駐車場はまだスカスカでした。その脇をとおりサクラソウの様子を覗いてから、再び大分県立美術館で開催中のザ・キャビン・カンパニーの童堂賛歌を見に行きました。
 今回は、嫁さんと二人。随分昔から推し活してた頃のことを思い出しながら、良い時間を過ごすことができました。
   (2025.4.12)

   







 (1)陽の出45分前





 (2)水平線が赤く染まる




 
 (3)東峰にも朝駆けの方が3名ほど





 (4)






 (5)由布院の街灯り。霧は無い





 (6)陽の出に向かって立つ




 
 (7)

 



 (8)もうすぐ出そう





 (9)霞のせいで光線は柔らか




 
(10)ちょびっと見えてるのは四国っぽい





(11)祖母傾





(12)先週はこの辺りを歩いて筋肉痛に





(13)





(14)陽が昇り別府湾を照らし始める





(15)本日の飯盛ヶ城



(16)昨年11月はこんなにグリーン





(17)まだ冬枯れの景色





(18)定点撮影



昨年11月の定点撮影





(19)サクラソウ





(20)










圧巻の展示。ずーーと見ていました。