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傾山の帰り道、眺める度にいつも気になって写真を撮り、いつか歩こうと思って見上げていた尾根。 地図で地形図は見ては三尾から歩こうと思って随分経ちました。その名前を知ったのは祖母山5合目小屋前にある祖母傾山系の概念図。よく見ると、その尾根上の三角点名が「下奥天上」、三尾側に「上奥天上」とあります。 国土地理院だと三角点名は「前天上」とあり、いずれも「天上」と名が付きます。 世間ではアケボノツツジの季節で、標高の低い場所から開花の様子が目に付くようになりました。 いつもなら七年山尾根を皮切りに追っかけしますが、今年は標高的にはアケボノツツジがあればちょうど見頃の標高だけど、ここにアケボノツツジがあるレポは見たこと無かったので、そこは半分諦め三尾から連なる天上尾根(勝手に命名)を歩くことにしました。 どーでも良いことですが、今朝は明るくならないな〜、天気悪いんだ〜、何のことは無くて1時間早く起き過ぎて出勤前にレポ作作成(^_^;) あぶね〜 三尾から前天上までざっと距離で3km。事前に距離は確認してたけど途中のアップダウンはあまり気にしてなかった。そんな自分を怒りたい気分。七年山でも経験済みだけど、この辺りの等高線と実際に歩いた感じが一致しない、というか地図ではたおやかに見えるけどツンツン尖ってる。 激下りは自分の詰めの甘さが露呈した結果。最初の激下りを体感したあと地図を見返すとテンション下がるし、冷や汗ものである。たた、今回は珍しく紙の地図を持参したことだけは褒めてあげたい。お初のルートの時はお守り代わりで心強かった。 今回、前天上まで歩いて感じたのは、三尾から行くのが正解なのか? 自分が参考にさせて頂いたレポは滞迫方面から三尾方面に登ったもの、その反対もあったけどピストンは無かった。 奥天上までなら滞迫側から登りピストンが良さそうだし、アケボノツツジを見るなら三尾から1088.1m三角点までで十分楽しめるルートのような気もするけど、やはり「天上」まで行きたいですよね〜 でもP985を過ぎて奥天上手前から基本杉林だし、奥天上、前天上も眺望ないし、完全にピークハンターになった気分でした。それも歩いて初めて分かること。 順序だてて説明するとP1168は通称「赤ハタ」でここまではノンビリした尾根道でこの辺りからアケボノツツジが咲いてました。ここから天上方面が激下りでお助けロープが欲しいなと感じました。 三角点1088.1m(基準点名:北向)は馬酔木に阻まれた岩峰で三角点は解りにくいし、足下は切れてるし・・・道わからんし。みたいな感じで隣のピークに移るとアケボノツツジが割と咲いていてますが、天上方面は激下り〜 そこからしばらくは普通に歩けましたが前天上手前の等高線では台地状ですが、岩の台地で三尾側からの登りは岩の合間をルーファイしながらの登りで、松の葉が多く滑りやすいです。赤テープもチラホラありましたが、自分の判断も必要な場所でもありました。ここは、登りも下りも慎重に通過。 ここを過ぎると三角点958.7m、日向山(基準点名:前天上)で、木々に覆われた普通の山頂でした。ここからは断面図を見るとアップダウしながら登るので後半も累積標高を稼ぐことが出来ました(^_^;) 奥天上は景色も無くノンビリするような場所では無かったので、写真だけ撮ってUターン。 激下りが多かった・・・ ということは激登りである。気分的には三尾に着くまではノンビリ休む気持ちにはなれないけど、アケボノツツジには足を止めこの日、この場所で会えたことに感謝。嫁さんと一緒にしばし花見(^_^) 長いこと登りたいと思っていたルートを歩くことが出来、しかもアケボノツツジまで。天気も良好で思い出深い山行となりました。 (2025.4.19) |
【本日の軌跡】
![]() (1)祖母山5合目小屋前の概念図。アンダーラインがお目当ての山 ![]() (2)まずは三尾までヒーコラ。ここまで来れば後は大したこと・・・あった(^_^;) ![]() (3)最初のほうの尾根道は心地よい ![]() (4)るんるん気分である ![]() (5)あっちは歩いてね〜 ![]() (6)あのあたりまで。道は下り基調 ![]() (8)あった〜 無いともってたからなおさら嬉しい、初物です ![]() (9)花数が少なくても良い ![]() (10)蕾もちらほら ![]() (11) ![]() (11)しばし撮影タイムでした ![]() (12) ![]() (13) ![]() (14)踊るブナとアケボノツツジ ![]() (15)△点「北向」 1088.1m 馬酔木に阻まれ分かり難かった・・・ ![]() (16)一寸下に発見 ![]() (17)この後、日向山までこれと言った景色も無く 激下りにメンタルやられ「前天上」まで写真無し(-_-) ![]() (18)△点「前天上」 通称「日向山」 ここが折り返しの登り返しは下の断面図のとおり ![]() (19)断面図 ![]() (20)見た目より辛かった急登 ![]() (21)でもこんな咲き具合に心躍る時間 ![]() (22)青空にヒラヒラ ![]() (23) ![]() (24)新緑拡大中 ![]() (25) ![]() (26)幾度となく見上げた稜線 ![]() (27) ![]() (28) (29) (30) (31) (32) |